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20158/21

【ブログ-銀座】建築家・黒川雅之さんの語る「美意識」!

「銀座四次元ポケットpresents 山崎晴太郎のトークサロン」。第七回目のゲストは・・・建築家/プロダクトデザイナーの黒川 雅之さん。その活動を紹介しながら、「美」についてお伺いしました。★番組のあとはBARクラシカ表参道でリアルトーク・サロンも開催。

8月21日「銀座四次元ポケットpresents 山崎晴太郎のトークサロン」第七回目の放送。

今回から放送時間が夜7時スタートになりました。

 

この番組は、毎回アカデミックなゲストの方をお迎えして対談を展開する21世紀のサロン型トーク番組です。番組の放送終了後には、ゲストと共に場所を移動。『山﨑晴太郎×ゲストのリアルトークサロン』の場を設けます!

 

★ゲスト:建築家/プロダクトデザイナー・黒川雅之さん

 

<プロフィール>

1937年、名古屋市生まれ。名古屋工業大学、早稲田大学理工科大学院、博士課程を修了後、黒川雅之建築設計事務所を設立。建築設計から工業化建築、プロダクトデザイン、インテリアデザインと広い領域を総合的に考える立場をとり続けている。毎日デザイン賞、グッドデザイン金賞、ドイツIF賞など受賞多数。MoMAをはじめ、美術館に永久保存されている作品も多数。

2007年にはデザイン・製造から販売までを一貫して行う株式会社Kを設立し、自らの作品を含めたプロダクトの販売を開始。これによって「創作の場としての黒川雅之建築設計事務所」と「情報システムとしてのデザイントープ」と「交流と研究の場としての物学研究会」と「製造と販売の場としての株式会社K」のリンクし合う四つの組織のKシステムが完成した。金沢美術工芸大学において芸術博士学位取得。復旦大学上海視覚芸術学院客員教授。主な著書に『デザインの修辞法』(求龍堂)、『デザインと死』(ソシム)などがある。

 

<株式会社K ホームページ>

http://www.k-system.net/

 

<黒川雅之 Facebook>

https://www.facebook.com/kurokawa.masayuki.7?fref=nf

 

 

黒川さんは、晴太郎さんの師匠とも呼べる方。御年78歳です。2009年のアジアデザイン賞受賞時に香港へ行った際、そこで講演をされていた黒川さんと出会いました。その後、黒川さんが主宰しているデザイン塾で学んだり、2011年から2013年まで黒川さんの西麻布のスタジオの1フロアを借りしていたという深い仲なのです。最初黒川さんに出会ったとき、「美とは何だと思う?」と突然聞かれとても印象に残っているとか。改めて「黒川さんにとって美とは?」と聞くと・・・「生き物の感覚」という深い答えをいただきました。

 

最近、中国での活躍が目立つ黒川さん。月の半分は中国に居るそうです。現在は北京にある3000㎡のオフィスの仕事と、中国の方の依頼でドイツのバロック城をホテルに改築する仕事をしているそう。お城は「中国の文化とドイツの文化を対立的に融合させる」という魅力を感じ、依頼が来たとき即決で、やりたい!と思ったといいます。中国で仕事する上で、歴史や文化を勉強した黒川さんですが、自分が日本人であるため中国の美意識を完全に理解する事が難しく、最近は東アジアの美意識をアイデンティティのよりどころにしているそうです。

 

今の時代は安定した企業、人間・・・では生きていけないといいます。世の中激しく動いている時は、時代の流れに乗りながら生きなければいけないと。それには「機敏な動き」が必要で、ドローンのようになるのが理想的だといいます。また真実を探す時は、常に原点に戻るそうなんです。原点に戻って、今後どんな事をしていきたいか聞くと、全てにおいて興味津々で何でも自分に与えられた課題にドキドキするそうです。

その他、建築家やデザイナーを目指している方に貴重なアドバイス!

一番大事なのは好奇心を持つこと。その上で飢えてほしいといいます。渇望感は必ずそこに向かって欲望が湧いてくる。立ち上がる力が必要だと語っていただきました。

 

そんな黒川さんは現在『野生の思想』をテーマに本を執筆中です。今後も黒川雅之さんから目が離せません。

 

今回の放送の詳しくは後日番組ホームページでもチェックする事が出来ます。

【山崎晴太郎の銀座トークサロン】

http://ginza-talksalon.com/

 

 

 

 

 

★黒川 雅之×山﨑晴太郎のリアルトークサロン 

 

放送終了後、場所を表参道のBARクラシカ表参道に移動。「リアルトークサロン」を行いました!

 

 

 

 

★次回の放送★

 

次回9/4(金)のゲストは

(水墨画家・現代美術家/ 南北墨画会師範・墨閃会代表)土屋秋恆さん。

18 歳より水墨画をはじめ、2 年という異例の早さで南北墨画会師範となる。

その後クラブイベントでのライブパフォーマンスやハイブランドとのコラボレーションなど従来の水墨画の枠を超えた幅広いジャンルへと活動を展開。30 歳で古典技法とポップアートが融合した新しい水墨画のスタイルを確立。今日その作品は現代アートとしても取引され年齢国籍を問わず幅広い層に受け入れられている。スタイリスト三田真一、ファッションデザイナースズキタカユキからなるアートユニットTENKI では定期的に和紙ドレスのインスタレーションを行っており、クリエイティブ業界から高い関心を集めている。

近年、着物や屏風など他ジャンルの日本伝統文化継承にも積極的に参画し、2013年には水墨画業界全体の活性化を願い自身が主宰する現代水墨画壇 墨閃会を発足、生徒の指導、若手作家の育成に従事している。

 

 

 

 

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『銀座四次元ポケットpresents 山崎晴太郎のトークサロン』隔週金曜日 19:00~20:00 On Air

ご試聴はこちらから⇒http://www.soraxniwa.com/radio/player/ginza

ソラトニワステーション情報

  • 番組名:宮川智志のTASTING RADIO
  • 放送時間:毎週水曜日
  • パーソナリティ:宮川智志
  • 番組紹介文:銀座四次元ポケットがリニューアル!山崎清太郎、宮川智志がそれぞれ企画する二つの番組を隔週にて放送いたします。
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