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20151/6

【ブログ-銀座】番組史上初☆お坊さんがスタジオに!

2015年最初の「オシキリシンイチの脱力主義!」は、スカトー寺副住職のプラユキ・ナラテボーさんとお送りしました。タイ東北部の山奥にあるお寺での、お坊さんの暮らしとは?そして情報化社会に翻弄され、心の問題を抱えがちな現代の日本人にとっての「気付き」とは?!

故郷山形で新年を迎えたオシキリさん。大雪の中、重要無形民俗文化財の「松例祭」を観て、土地に根ざした祭と食を堪能してきました。

 

「オシキリシンイチの脱力主義!」2015年最初の放送では、タイ・スカトー寺副住職プラユキ・ナラテボーさんをお迎えしました。

 

学生時代に東南アジアの貧困問題に関心をもってタイに留学していたプラユキさんは、農村開発の勉強をするなかで、「開発僧」の存在に関心を持ちました。開発僧とは、仏教精神に基づいて米銀行や協同組合を設立し、村人が自立的に生きていくための知恵を与えるお坊さんたち。心を癒すことに加え、平和な地域を作る活動は、思想的にもユニークだと感じたそうです。そして、おおらかにイキイキと活動している姿を見て、人のためになる行いによって自分も幸せになりたいと、タイでの出家を決断しました。

 

スカトー寺はタイ東北部の山奥にあるお寺。というよりお寺自体がジャングル!リス、サソリ、ムカデ、アルマジロ、オオトカゲなどが生息しています。プラユキさんはトイレでキングコブラに出会ったことも!!朝起きたらグリーンスネークが横で寝ていたことも!!殺生をしないので動物たちにとっても過ごしやすい環境なんだとか。今は移住者も増えて開墾されてきましたが、お坊さんたちが森を守りつつ過ごしています。

 

 

異国で暮らし、客観的・相対的な視点が身に付いたというプラユキさんは、今の日本人は情報社会で思考がフル回転しているといいます。ところが思考をコントロールする技術が身についていないので、思考が暴走しているのだとか。便利になった反面、身体を感じる機会が少なくなったため、心だけが膨らんで悩みにはまり込んでいると。そして無自覚に情報に翻弄され、孤独になっている人が多いと感じるそうです。

 

そんな私たちにオススメしてくださったのは、「托鉢」に付いて歩くこと!

朝日が昇り、身体が温まり、新鮮な空気を吸う。歩いて行くと、子供たちが小さな手を合わせてご飯をくれるという心のこもった情景に触れる。それによって「生きる」という感覚を得た人を見て来たといいます。

 

 

瞑想によっても、思考の虜になっていたことに気付けるのだとか。

プラユキさんも指導をしていますが、瞑想ってどんなことをするのでしょうか?

●サンマート瞑想

炎など一点を見つめて集中し、心静かに雑念を払う。

●ヴィパッサナー瞑想

思考やイメージなどを払わず、あるがままに心の有様を観察することで気付きを得る。

 

プラユキさんがブッダの教えに基づいて教えているのは、身体を動かす瞑想。誰でも取り組みやすいそうなので、YouTubeなどでチェックしてみてください。

 

そして、日常的にも瞑想は出来るそうなんです!

たとえばコーヒーを飲むときに、一つひとつの動作に気付くこと。

手にカップが触れ、口に持っていき、舌に触れ、身体の中に飲み込まれる感覚、苦味、色・・・

コーヒーを飲む一コマを明晰に五感で感じること、美味しいと感じる気持ち、心に甦るもの・・・

より細やかに自覚化することが「気付き」の瞑想だそうです。

心が動いている時にこそ気付けると話してくださいました。

 

詳しくは、プラユキさんのブログを参考にしてみてください。

『よき縁ネット』 http://blog.goo.ne.jp/yokienn/

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