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201510/13

【ブログ-銀座】キャロウェイの新作ドライバー。石川遼プロが使っているのはどっち?

10月13日の「オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!」。16日に発売になる2本の新作ドライバーを引っ提げてキャロウェイゴルフ株式会社の鈴木和臣さんが登場。2本の違いをわかりやすく説明してくださいましたが、メーカーさんがそこまではっきり言って良いんでしょうか??

10月13日の『オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!』。今週もメーカーさんいらっしゃ~い!キャロウェイゴルフ株式会社から鈴木和臣さんをお迎えしました。16日に発売になる新作を引っ提げてお越しくださいました。

 

石川遼プロ

マーク:キャロウェイさんと言えば、石川遼プロというイメージがだいぶ付きましたよね。契約はいつからでしたか?

 

鈴木:2013年からです。

 

マーク:ビフォー石川遼、アフター石川遼、と分けられるぐらい違いがあったんじゃないですか。

 

鈴木:ゴルフを知らない方がキャロウェイを認識してくれていると感じます。自分の嫁や子供、近所の方も、それまでは「キャロウェイって?」でしたけど。

 

マーク:石川プロはプロで10勝以上して賞金王にもなっているという実績に加えて、そこのアピアランスがね。他のプロではないですよ。(観に行っていた)東海クラシックも女性ファンが多いの。

 

シンディ:黄色い声援が?

 

マーク:ゴルフをきちんとしている女性。こんな事言うと怒られるけど“昔若かった”っていう(笑)

 

鈴木:ツアー会場でも、キャロウェイのキャップを被ってくれるお客さんが増えました。

 

マーク:昔はフィル・ミケルソンのイメージでしたけど。石川プロとは、どういうご縁が?クラブを気に入っていたということですか?

 

鈴木:それにつきますね。

 

マーク:14本全部契約するという人は少ないですよね。何本かは色々試したいって言いますよね。石川プロは、パターは昔からオデッセイですよね。パターだけ変えるって人も多いですけど。

 

鈴木:今は14本とも使っていただいていますね。

 

マーク:14本ともなんて、ほとんどいないよ。だいたい1本2本は違うのを入れてるよ。新しいクラブも色々と打ってくれるんですか?

 

鈴木:積極的に試していただいて、結果が出れば試合でも使っていただいていると聞いています。

 

GREAT BIG BERTHA

 

マーク:今回は2つのモデルを持ってきていただきました。

 

鈴木:BIG BERTHA ALPHAとGREAT BIG BERTHA。18日に発売です。

 

マーク:海外のメーカーだと日本限定とワールドワイドモデルと分けて出すことが多いじゃないですか。今回は?

 

鈴木:位置づけはワールドワイドモデルとなっています。USでは1か月前に発売になっていて好評をいただいています

 

マーク:まずは、GREAT BIG BERTHAからお願いします。

 

鈴木:このモデルはターゲットを大きく捉えていまして、初代はUSPGAのプロからアマチュアまで幅広く使ってもらいたいと思って作ったモデルなんです。

 

マーク:僕も持ってました!7°から11°ぐらいまでありましたよね。

 

鈴木:現代では全ての人に合うクラブというのは難しいのですが、調整機能を駆使することで、幅広く対応できるんじゃないかということで、GREAT BIG BERTHAの名前を復活させました。

 

マーク:ヘッドが複雑ですよね。ここに、刻みのりみたいなのが入った袋がありますけど、カーボンですよね?

 

鈴木:通常は薄い層なんですが、カーボンもここまで進化しています。髪の毛みたいに絡まりあっているので強くなっていて、エッジの効いたデザインもできるようになりました。

 

マーク:キャロウェイさんは昔からカーボンにこだわっていますけど、メリットは?

 

鈴木:比重ですね。フリーウェイトで重量を設計しやすくなりますので。

 

マーク:日本はカーボンより金属好きな傾向があるのよ。昔はヘッドにカーボンを使うと音が悪いみたいなイメージがあったのよ。

 

鈴木:今は音も改良されていてカーボンとはわからない感じです。

 

マーク:このレール、コストかかるよ(笑)ゴルファーによって打ちやすさって変わるの。僕はフッカーだけど、スライスが出るという人も多くて、タイプが違うと同じクラブは難しいけれど、これは1つで2つに対応するということですよね。でも、ウェイトを触らない人も多いのよ

 

鈴木:なかなか、いじっていただけないという現状はあります。

 

マーク:これで錘は何g?

 

鈴木:10.5gあります。

 

シンディ:10gでどんなに変わるんですか?

 

鈴木:重心距離が5mmぐらい変わってきます。

 

マーク:10gの概念が違うのよ。あるべき物がなくなって、ない所にあるから、20gは大げさだけど、それぐらいの影響は出てくるよね。

 

シンディ:そんなに別物に感じますか?

 

鈴木:すぐにわかっていただけると思います。

 

マーク:僕もクラブを作っているからわかりますけど、重心距離2mmぐらいは変えれますけど、5mm変える事はなかなかできないし、変わったらすぐ気づきますよね。真ん中のウェイトは?

 

鈴木:これは脱着式ではないのですが、重心を下げるのと、視覚的な面も。低重心に見えますので。

 

 

ヘッドスピードと飛距離

マーク:本当に機能が満載ですね。シャフトも脱着式で。いっぱい機能がありすぎて、わからんやろうな~(笑)ユーザーには、どうアナウンスを?

 

鈴木:ほとんどの人がヘッドスピードに対して距離を損しているので、「40m/sの方なら240Yのポテンシャルはありますよ」と話をして、興味を持ってもらうようにしています。

 

マーク:よく「飛ぶクラブはどれ?」って聞かれるんですけど、飛ぶクラブはないよって答えているんですよ。でも、“自分の最大飛距離を得られるクラブはある”って話します。あくまでも、損を取り返すのがクラブなの。キャロウェイさんは、今回それをしっかり伝えようとしていますよね。HS40で240Yは女子プロだから、男性アマの場合200~220Yぐらいという所になると思いますけど、飛んでいない分を取り返そうと

 

鈴木:そうですね、それが今回のメインのメッセージです。

 

マーク:”損している”という認識をもっと持たないと。

 

鈴木:打ちだし角もバックスピンも自分にあった条件で距離を出していただきたいなと思っています。

 

マーク:重心距離が変わると打ち心地も変わりますよね。持ち球に応じた適正重心距離があるというのもだいぶ認知されてきましたけど、キャロウェイさんで復活して欲しい言葉があるんですよ。「スクエアインパクト」って昔、謳っていたんですけど、ボールを飛ばすにはフェースが正面衝突しなければいけないの。距離もまずは芯で打たないと飛ばないよって、当時は他のメーカーは何も言っていなくて、キャロウェイさんだけが言っていたの。

 

シンディ:あの……。私のようにトゥに当たる場合は??

 

マーク:地獄の質問(笑)

 

鈴木:オススメしているのは、打点位置が大きくバラつく方には、クラブの性能を最も活かせるニュートラルを試してくださいと……

 

マーク:聞くのもいいけど、試せばいいのよ。ゴルフには遊び心が大事なの。気持ちはわかるけど、試して自分で感じて欲しいの。もう1つのBIG BERTHA ALPHAは?

 

鈴木:正直に言うと超上級者向けです。

 

 

マーク:メーカーさんが、そんなこと言って良いんですか?

 

鈴木:ヘッドスピードも必要ですし、コントロールもいる非常にエッジの効いたクラブです。グラビティーコアというウェイトを入れることでスピンを減らしています。

 

マーク:スピンを減らすってことはヘッドスピードが必要になってきますよね。石川プロはどちらを?

 

鈴木:こちら(BIG BERTHA ALPHA)を実践投入しています。

 

マーク:XRを使っていた記憶がありましたけど。

 

鈴木:強い球が出るのと、コントロールしやすいという話です。

 

マーク:石川プロが使うなら打てなくてもねて……。僕のカメラと一緒で、腕がなくてもライカを(笑)。僕が店員だったら両方売るもん。「石川遼好きなら、これ!」「でもコースはこっち」ってね。鈴木さんは、キャロウェイさんの前にはお店で働いていたんですよね?

 

鈴木:3年ほどゴルフショップに務めていました。

 

マーク:色んなメーカーを売るじゃないですか。どうやって薦めていたんですか?

 

鈴木:基本はお客様の意見を聞きながら、実際に打ってもらって僕たちが合うと思うのを薦めます。キレイな話では(笑)

 

マーク:ゴルフ業界は置いておいて、カメラ業界だとショップにお店の人いないもん。メーカーの人ばっかり。だから自分の所を薦めますよね。カメラのコンシェルジュがいないの。でもある本に「他社製品を薦められる店員さんが本当に良い店員さん」だって書いてあったんですけど、ゴルフにもそういったコンシェルジュ的な存在がいりますよ。立場が変わって感じたことは?

 

鈴木:我々も販売応援に行った時にはカメラの話ではないですけど、キャロウェイを売りたくなりますよね。

 

マーク:販売だった時は、自分の好きなブランドを薦めたりしませんでしたか?

 

鈴木:しました。キャロウェイを(笑)

 

シンディ:なぜメーカーに?

 

鈴木:キャロウェイが好きだったからです(笑)

 

マーク:カッコイイ!売れると思ったのがイマイチだったり、「?」と思ったものが意外と当たったりとかってありますよね?

 

鈴木:大きく外れることもありますけど、キャロウェイではX HOTが非常に売れたんですけど、あの時は初めから手ごたえがありました。

 

シンディ:それは、商品を見た瞬間ですか?

 

鈴木:みんなで打った瞬間に「これはイケる」と。

 

マーク:僕と違いますね。僕は名前。名前で8割!

 

シンディ:商品名ですね。

 

マーク:それだけはなくて、商品名とプロダクトがリンクしていないと。キラキラネームと本人さんみたいなもので、五郎丸歩って名前で忍者みたいなポーズだから良いのよ。X HOTって名前もプラス「300Yスプーン」って言う常識外れのキャッチフレーズもあって、出てきたクラブのデザインの3者が一致したから売れたの。X HOTの次は大変だと思うよ。僕も本名でやっていたら、今はないと思いますよ。

 

シャフト

マーク:クラブに話を戻しますけど、シャフトが脱着式になっていて、セレクションが多くなっているじゃないですか。

 

鈴木:シャフトメーカーさんのものも選べますが、オリジナルにも力を入れていまして、ヘッド同様に多くの方に合うようにしなりを設計しています。

 

マーク:硬さが昔と違って、バラバラじゃないですか。フレックスの基準は?

 

鈴木:難しいですね。ヘッド重量との兼ね合いなどもありますので……。どちらかと言うと柔らかめをオススメしたいですね。

 

マーク:そうなんですよね。少し軽い方がHSが出るんだけど、「俺はSしか使わない」とか言ってSを振りたがるのよ。女の人が9号を着たいのと一緒。ここのとこ、グリップに赤い色を使っていますよね?

 

鈴木:アクセントに赤を使うことが多いので、グリップにも。

 

マーク:あと、このリンゴ。

 

鈴木:ビッグバーサのシリーズはイメージキャラクターにニュートンを採用していますので、そこからです。

 

マーク:そのニュートンを最初に観た時、小泉元首相が出てきたって思ったの(笑)ゴルフクラブって本当に手間がかかっているのよ。何でも一緒って言う人もいるけど、そんな事ないのよ。

 

番外編

マーク:石川プロどうですか?僕も2試合観ましたけど逞しいですよね。忙しい中、積極的に日本でも試合にでて、「自分が背負っていく」という覚悟が出ていますよね。

 

鈴木:非常に練習量も多くて試合も休まないと聞いています。

 

マーク:アメリカツアーの選手でも遼は休んだ方が良いってね。なぜ鈴木さんを呼んだかと言うと石川遼プロをこのスタジオに……

 

鈴木:先に謝っておきます……(笑)

 

マーク:いえいえ謝る必要はなくて、どんな事でも言っていかないと。僕の仲の良い人がやっているBUZZ GOLFって雑誌があって、カワイイ女子プロが表紙になっているんだけど、表紙になると勝っているの。

 

シンディ:上げ雑誌ですね。

 

マーク:こんなのがあると声をかけやすくなるでしょ。だから、この番組もそういう話。題が出てくるようにしてね。それに辺鄙な所じゃなくて銀座っている街の魅力もあるでしょ。「出てください」じゃなくて、本人が「出てもいいかな」と言ってもらうように頑張っていかないと。

 

 

http://www.callawaygolf.jp/

 

 

「オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!」毎週火曜日 19:00~20:30 On Air

 

ご試聴はこちらから⇒http://www.soraxniwa.com/radio/player/ginza

ソラトニワステーション情報

  • 番組名:オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!
  • 放送時間:毎週火曜日
  • パーソナリティ:マーク金井、しん(アシスタント)
  • 番組紹介文:日本ハーフコース振興協会会長も努め年間1,000本以上のクラブを試打、500本以上のシャフトをテストするクラブアナリスト、マーク金井がゴルフの魅力を存分にお届けします。
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キムラマサヒロ

WRITER

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