201510/27
【ブログ-銀座】珍しく飛距離満点をつけたドライバーJGR
10月27日の「オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!」。23日に発売になったJGRを引っ提げ、ブリヂストンゴルフから高木さんと高橋さんのお2人が来てくださいました。黄色が印象的な新クラブはどんな趣に仕上がっているのでしょうか?
10月27日の『オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!』。試打会だと思って言ったら、実は前の日だった……。そこで、フジクラさんのゴルフクラブ相談室にお邪魔をしてシンディ初のシャフト比較!!中調子が打ちやすかったという発見があったようです。急な押しかけにも関わらず、ご対応いただいたフジクラさんありがとうございました。
先週はブリヂストンオープンを観戦しに行ったマークさん。「稀有なトーナメント」と感じているようですが、その理由は“プロアマが当初から無いので練習日が2日間ある!”という所。最近では、日本オープンですらプロアマがある中、徹底しています。しかも、指定練習日の水曜日にはギャラリーが写真撮影をしても良いと大っぴらに言っているというのも他のは無い所。さらに、最寄り駅からクラブハウスまで1kmぐらいで行けるという利便性の良さもやギャラリーサービスにも力を入れている点も「これからのトーナメントの理想形の1つ」として、色んな発見があったマークさんでした。
ゲスト:ブリヂストンスポーツ株式会社 高橋さん、高木さん。
今週もメーカーさんいらっしゃ~い!そんなブリヂストンオープンが終わったばかりのブリヂストンスポーツ株式会社からクラブ商品企画・販売部の高橋紘司さんとクラブ商品開発部の高木雅也さんにお越しいただきました。
JGRドライバー
先日のブリヂストンオープンでも近藤共弘プロ、宮里優作プロなど5名ほどが使用していたという23日に発売になったばかりのJGR。GDOの連載でドライバーを試打したマークさんは「結構飛んだの。ブリヂストンらしくないクラブ」との感想。これまでは、重心距離が短い“スライスの人向け”という感じのヘッドが返りやすいクラブが多く、フッカーのマークさんにマッチしにくかったそうですがJGRは様子が違うようです。
高橋さん高木さんによると、これまでは“重心距離が短いのは操作性が良い”と言ってきたということですが、今の時代を考えるとヘッドの返りが収まり安定している方が良いのではと考えて、これまでより重心距離を長くしてニュートラルにしたモデルということです。
重心距離が偏っていると設計が制限されてしまいなすが、ニュートラルにしたおかげでバランスが良くなったようで「センターで打った時にきちんと飛ぶ」のだとか。とは言え、捕まりが良いのでスライサーがきちんと恩恵を受けられるドライバーということです。
そして、フェースのミーリングにも注目!
JGR独自のパワーミーリングを入れることで、粗さを上げてバックスピンを減らしているということ。同じ溝でもウェッジと真逆な感じがしますが、ロフトによってスピンとの関係性が変わって来るのだそうです。このミーリングでスピン量に300~500に違いが出てくるのだとか。さらにクラウン部分にパワースリットを入れることで、クラウンのたわみによって打ち出し角を上げることができていて、打ち出し角を確保しながらもバックスピンの少ない弾道を実現しているということです。
ここまでお聞きして「ロフトを増やせば良いのでは?」と質問をぶつけるマークさん。打ち出し角を確保するためにはロフトも大事ですが、ロフトを上げるとその分、摩擦も増えてスピン量もアップするので、上がるけど力のない球になってしまうのだそうです。ウェッジで打ったボールを想像すればわかりやすいでしょうか。ですので、初めからではなくボールと連動してロフトが寝たら、離れる時の動きが変わって摩擦を抑えられスピン量が減るということでした。
“クラウンだけをたわませる”というのが今回のJGRのポイント!そのためには、後方部分の変形が邪魔になるので、それを止めるために採用したのが、このスピードアーク。
これを採用することで、ブリヂストンゴルフが理想とするクラウンのたわみを確保しました。そんな最新のテクノロジーを入れ込む反面、最近のトレンドから離れる決断もしています。
シャフト脱着式でなくなった!
試打をして良かったら、そのまま打つという人が多いというアンケート結果があった事と、シャフト固定式にすることで設計の自由度が上がるというメリットがあるので、JGRでは固定式を採用したそうです。シャフト固定式が戻って来るはず!」とかねてから語っていたマークさんの推測を実践する流れになっています。自分に合うようにカスタムすることも楽しみであり大切なことですが、クラブの性能を理解するにはニュートラルが最適なのだようです。その代わりではありませんが、ソールに配置してあるアジャスタブルカートリッジによって弾道調整が可能だということなので、こちらを自分に合うように研究してみてはいかがでしょうか。
カスタムシャフトもありますが、今回はオリジナルシャフトが2種類用意されています。50g台のツアーAD J16-11Wと、40g台のエアースピーダー「J」J16-12W。このシャフトが良いデキのようで、ドライバーの試打で“飛ぶ”という時で、キャリーは250~255というマークさんが260超を記録。偏見なくオリジナルを試してみる価値がありそうです。またエアースピーダーJを装着すると総重量が286gになるので、クラブ選びに悩んでいる女性にもオススメの重量になります。ヘッドのロフトも12°があるので、シンディぐらいの体力があれば十分に扱えそうです。
アイアンは2モデル
JGRの名前を冠したアイアンも2モデル発売になります。1つは23日発売開始の打感の良さと打ちやすさを追求したフォージドアイアン。こちらは、上がりやすさと打球感の良さがポイントで軟鉄鍛造を好む人に向けたモデル。もう1つは11月に発売になるハイブリッドフォージドアイアン。打ちやすさと爆発的な飛距離を追求したモデルです。
同じアイアンでも、ソール幅が全然違います。ブリヂストンでは、幅広ソールのモデルはあまり出してこなかったそうですが、「ボールの拾いやすさや上がりやすさが全然違ってきます」とのこと。渡邉彩香プロがハイブリッドフォージドアイアンの7番で211yを記録していたり、試打会では196yのショートコースを7番でグリーンオーバーする人が続出したのだとか。
易しいクラブが欲しければお尻が出た方が良いの
というマークさんの言葉に乗ってみてはいかがですか。
質問コーナー
Q.アマチュアのスイングとプロのスイングを比較しますと、やはりアマチュアはフィニュシュをしっかり取れる人が少ないと感じました。フィニュシュが取れないのはやはり力の入りすぎと見て宜しいのでしょうか?
―個人的にはどうでも良いです。フィニッシュを取ろうとして取っても意味がないです。全てはインパクトで決まります。1/1000のカメラでみたらインパクトの次のコマではボールが離れています。離れたボールに対して、フィニッシュをどう取ろうが関係ありません。でも、勘違いしないで欲しいのは、良いインパクトになれば良いフィニッシュになります。インパクトは何で決まるかと言うと、“70cmほど手前のシャフトの挙動とフェースの向き”で決まります。インパクトで決まるけど、インパクトを意識してはいけないというのが1つの答えです。素振りでフィニッシュの取れない人はいないので。
*11月3日の放送は休止となります。次回は11月10日にお送りします。
「オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!」毎週火曜日 19:00~20:30 On Air
ご試聴はこちらから⇒http://www.soraxniwa.com/radio/player/ginza
ソラトニワステーション情報
- 番組名:オトナの自由時間 マーク金井の喋らずにいられない!
- 放送時間:毎週火曜日
- パーソナリティ:マーク金井、しん(アシスタント)
- 番組紹介文:日本ハーフコース振興協会会長も努め年間1,000本以上のクラブを試打、500本以上のシャフトをテストするクラブアナリスト、マーク金井がゴルフの魅力を存分にお届けします。
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