20151/28
【銀座-ブログ】ちょっと、エジプトまで。
「ちょっと、そこまで。」今回は2つのコーナーをお届け!★世界一周青空スクール★~エジプト帰りの世界一周堂:角田さんによるエジプトの楽しみ方!そして2015年、旅の気になるキーワードを紹介★江戸ごよみ、東京さんぽ★~いつの世も“福はウチ”で豆を撒く、江戸の節分事情について!
前日、栃木で釣りをしてきた晴山由梨の「ちょっと、そこまで。」はじめて釣った魚もいたそうです。
★世界一周青空スクール★
世界一周堂:代表取締役の角田直樹さんに気軽に世界一周を楽しむ方法をレクチャーしてもらいます。今回は、先日行ってきたというエジプトについてお話していただきました。
エジプトは世界一周旅行でも人気の国だったのですが、2011年の民主化デモの影響で国や治安が不安定になり、ここ数年めっきり減ってしまいました…それで、去年の12月から大手旅行会社もエジプト行のツアーを再開してこともあり、今のエジプトがどうなっている視察を兼ねて行ってきたそうなんです。ただし、今回参加したツアーが、3泊6日、飛行機の中で2泊というハードスケジュールだったので、ルクソールという街と、首都カイロの2か所のみ。それでも4000年前に作られた神殿や遺跡がたくさんあり、見るものすべてに圧倒されたとか。考古学博物館では、ツタンカーメンの黄金のマスクや、4000年前のミイラなど、インディージョーンズの気分で、お腹いっぱい見てきたそう。うらやましい~!!おまけにエジプトで開催されているマラソン大会にも参加して、4000年前の古代遺跡の数々を巡る素晴らしいコースを20キロほど走ってきたそうです。^^;
さて、今日の講義は、今年最初の青空スクールということで、2015年、世界一周に関する、気になる3つのキーワードをちょっとまとめてみましたので、皆さんにご紹介します。
2015年気になるキーワード、一つ目は…
・燃油サーチャージが気になる!
世界的な原油価格の下落により、最近ガソリンが安くなっていますよね!海外航空券購入の際に払う必要がある「燃油サーチャージ」も、それに伴い今年は続々値下げの予定です。長距離便1区間乗るのに、21000円かかっていたものが、2月から→14000円、4月から→7000円と1/3になります。さらに、昨年、世界一周チケットを購入する際に、10万円近くかかっていた燃油サーチャージが、夏以降は0円になる可能性もあるので、今年は世界一周に行く絶好のチャンスですね!
二つ目は…
・カリブ海の真珠と言われている、キューバが気になる!
メキシコの上、アメリカの下にあり、首都がハバナという島国で、野球が強いので何となくゆりさんもキューバという名前は聞いたことがあると思いますが、このキューバ実は、手つかずの美しい海や、300年前のスペインコロニアル時代の面影を残した街並みなど、未知の魅力たっぷりの国なのです。で、今まではアメリカと仲が悪く、キューバに行く為にはアメリカを入れちゃだめ、アメリカ系の航空会社を使っちゃダメなどの制約があり、なかなか世界一周のルートに組み込むのが難しかったのですが、今、急速に仲直りしようとしていて、国交が正常化されれば、今後、気軽にリゾートで行く事ができるようになるかもしれません。
最後は…
・LCCが気になる!
LCC=ローコストキャリアと言われている格安航空会社ですが、2010年に日本にも就航して飛行機を使ってかなりお得に海外や国内旅行が出来るようになりました。このLCCは世界各地でも普及していて、世界一周チケットとLCCを組み合わせて、お得に世界一周旅行するのが今のトレンドになっています。で、2015年4月に、ここ日本で、LCC専用のターミナルが、成田空港にオープンします。利便性もアップして、各地にフライトも多く飛ぶようになりますので、特に台湾、香港、フィリピン、タイといった、アジアがますます便利に、近くなりますね。いきなり世界一周は、ちょっと…という人には、世界一周旅行の前に、お試しでアジアにプチ旅行に行って、自由旅行のノウハウや、楽しさを学べる良い機会になると思います。そして、フィリピンで、1週間から出来るプチ英語留学も流行っていますので、英語が心配という方にも世界一周旅行に行く前の勉強にお薦めです。
<世界一周堂からのお知らせ>
1/31土曜に、今年最初の世界一周スクールを都内で開催します。この世界一周スクール、2006年にスタートして今年で9年目。今まで4000人の方にご参加頂いていて、世界一周を実現した様々な世界一周経験者をゲストに呼んで、世界一周の魅力、世界一周を実現する為のノウハウを伝える実践セミナーになっています。興味のある方は、ぜひ世界一周堂のHPをチェックしてみてくださいね。
世界一周堂
★江戸ごよみ、東京さんぽ★
フリーライター:森有貴子さんが、“江戸”を切り口に東京という街を旅するというコーナー!今回のテーマは・・・「いつの世も“福はウチ”で豆を撒く、江戸の節分事情」
さて1月ももう終わりですね。そしてすぐに立春がやってくる、時期的にはもっとも寒い時期ですが暦に“春”がやってくることでなんとなく気分が春めいてきますね。
■江戸時代の節分は年末行事だった?
さてこの立春の前日にくるのが節分です。季節をわける日という意味で、本来は、四立(しりゅう*立春、立夏、立秋、立冬)の前日のことを言い、年に4回あるものでした。しかし室町時代ぐらいから立春の前日だけを節分というようになったといわれています。ちなみに今では節分は2月ですが、旧暦(太陰太陽暦)を用いていた江戸時代は、元日が立春の前になることも、立春と同じ日の元日もありましたが、江戸時代の「節分」は、年末行事としての意味合いが強かったようですね。
また節分といえば、豆まきを連想すると思うのですが、豆まきのルーツは、大晦日の夜の儀式だった追儺(ついな)とされています。追儺は、鬼遣い(おにやらい)ともいって大晦日の夜、疫病や災難を豆をまいて追い払う儀式でした。「煎り豆を投げ、鬼は外、福は内と言った」と室町時代中期の記録に残っているようですから鬼に炒り豆をなげる風習は、それ以前から行われていたようです。それが立春の前夜に豆をまくというように変化して節分行事として現代まで続いているんですね。
日本の節分では、焼いた鰯の頭を柊の枝にさして軒下や門に吊るしました。それは、日本の鬼は鰯の匂いが苦手とされ、柊の枝にさしたのはギザギザの葉で鬼の目をつぶして家に入れないようにするためでした。ただ徳川家においては、徳川家康以来柊ではなく樒(しきみ)を使うとされています。なぜ仏前にお供えする樒を用いるようになったのか?家康が戦で籠城時のこと、節分と重なったことがありました。柊が用意できなかったので樒で間に合わせたのですが結局、城に攻め入られることはなく、それ以降は大勝し、家康の運が開けだす。だから縁起をかついで、それ以降は樒を用いるようになったと言われています。また節分の夜は、「厄払い」(大道芸人)が現われて家々の前に立ち、厄払いの言葉を言って金銭を得ていました。彼らには、豆と一緒に小銭を渡していたようで大坂では豆とともに一銭を、江戸では同じく豆に十二銭を添えて渡していたようです。
あとホントに?と思うような節分の風習がありました。節分の夜、人に知られないように
四辻にふんどしを落としておくと厄災を免れることができるという迷信がありそんなことも行われていたようです。「ふんどしをわざわざ落とす節変わり」などと詠まれています。これ、拾った人も困るでしょうね。
■一陽来復守りで福をゲット!
都内でも節分会の行事は、いろんな社寺仏閣で行われていますね。なかでも節分のお札で有名なのが新宿は高田馬場にある穴八幡神社。1062年創建ともされる歴史ある神社ですが、寛永18年に神社のふもとをきりひらくと横穴がみつかり、そこに金銅のご神体像がありおめでたいということで「穴八幡」と名づけたとか。この話をきいた徳川家光は、穴八幡を幕府の祈願所・城北の総鎮護としたそうです。さて、穴八幡神社では冬至から節分までの期間だけ「一陽来復」(いちようらいふく)と書かれたお札を出しています。このお札を貼るのは冬至、大晦日、節分の夜と決められていて、夜一二時をすぎた時にその年の恵方に向かってはるとお金に困らないといわれているようですよ。なので、お札が出される期間は、本当に多くの人で賑わっている神社です。
■煎り豆も豆かんも江戸の豆菓子屋
さて豆菓子といえば、幕末の慶応元年に店を開いた「豆源」。煎り豆を肩にかつぎ売っていた駿河屋源兵衛は豆やの源兵衛さんと親しまれていた愛称をもって屋号に豆源とつけたそうです。今も創業以来の場所である麻布十番に本店をかまえています。煎り豆からはじまった豆菓子ですが今では五〇種類以上になるとか。大豆、落花生、ソラマメ、エンドウ豆、アーモンド、などの素材を使った豆菓子を提案しています。創業時の煎り豆を思わせる「福豆」は節分にぴったり。この福豆を升に入れた「福升」は節分限定のお菓子。一合から一升という大きなものまで揃っていますよ。松屋銀座にもお店があるので、ぜひ見てみてください。ちなみに、私が大好きなのは「おとぼけ豆」。青のり、きざみのり、エビと三種類の磯風味。やめられないとまらない系であると最後まで食べきってしまいます。人にあげても喜ばれるのでちょこっと手土産にすることが多いですね。そのほかにも本店だけで販売している「豆かん」や店内で揚げている「塩おかき」などもおすすめです。
さて節分、豆まきはしないまでも豆源の豆をポリポリしながら「福はうち」と言葉にするだけでなんとなく気分がいいものです。
いつもの街で江戸への旅
取材協力/豆源
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