20153/25
【ブログ-銀座】ちょっと、子供を見ながら!
「ちょっと、そこまで。」ゲストに、「ピクニック カフェ ワンガンズー アドベンチャー」店長の筒井祥平さんをお招きしました。★ファミリーロッジ旅籠屋の甲斐 真さんの「旅籠屋 自由旅」★“江戸”を切り口に東京という街を旅する「江戸ごよみ、東京さんぽ」★今回も様々な「おでかけ」のプロが登場!
3月25日の「ちょっと、そこまで。」
4月25日(土)にアジ釣りの開催が決まった由梨ちゃん。川崎・つり幸で釣り教室を行います。
詳しくはこちら↓
晴山由梨と船釣りを楽しもう
http://tsurinews.co.jp/kokuchi4794
今回はゲストに室内でピクニック気分を親子で味わえる「ピクニック カフェ ワンガンズー アドベンチャー」勝どき店 店長 筒井 祥平さんをお招きしました。
「登る・泳ぐ・隠れる・くぐる・飛び跳ねる」ができる高さ約6メートルの大型立体遊具「ズーアドベンチャー(Zoo Adventure)」や、実寸大の動く動物モニュメントの展示など、子供の冒険心をくすぐる仕掛けが盛り沢山。倉庫をリノベーションしたそうで倉庫だからこそ置けるものもあるそうなのです。
子供のプレイグラウンドの横にカフェスペースがあり、子供を遊ばせている間にも、仕事が出来たり、本を読んだり、時間を有効に使えますね。
オープンして約1ヶ月。地域のリピーターの方が既に増えているといいます。ママにも優しいコアワーキングスペースも完備しているそう。湾岸エリアの新しいスポットとして今後注目されています。
<ピクニック カフェ ワンガンズー アドベンチャー>
★旅籠屋 自由旅★
ファミリーロッジ旅籠屋の甲斐 真さんによりますシンプルで自由な旅の楽しみ方をお伝えするコーナーです。
先日アメリカ旅行へ行った由梨ちゃん!旅籠屋はアメリカのモーテルを手本にしているという事で、甲斐さんにアメリカの楽しみ方を伺いました。ラスベガスは2度行ったという甲斐さん。ショーを観ていると観客の盛り上がり方が独特で、つい目がいってしまうそうです。そしてロードサイドへ行くとモーテルがいっぱい。ホテルとモーテルの違いを語っていただきました。詳しくはコチラをチェック↓
http://www.hatagoya.co.jp/Whole/What_is_Hatagoya.htm
先日フィンランドへオーロラを見にいっていたという甲斐さん。凍った湖で待つと2日目に見る事が出来たそう。写真で見るのとは違って、肉眼で見るとモヤ~っと白いそうなんです。
「いいなぁ~」
4月に3つ新店舗がオープンする旅籠屋の情報はコチラ↓
<ファミリーロッジ旅籠屋>
★江戸ごよみ、東京さんぽ★
“江戸”を切り口に東京という街を旅する「江戸ごよみ、東京さんぽ」。
『江戸時代から平成の今まで続く老舗や社寺仏閣、行事や文化など、季節にあわせた江戸―東京をフリーライターの森有貴子さんがご案内します。
今回のテーマは・・・「さくら咲く、江戸のお花見事情」
二十四節気の春分を迎えて随分と日差しも春めいてきました。昼と夜の長さは、ほぼ同じになる春分の時期。ここから夏至むけて日差しがどんどん長くなります。
そんな春分を中日にした1週間をお彼岸と呼びます。
仏教では、三途の川をはさんで、生きている私たちがいるほうを「此岸(しがん)」、ご先祖様の霊が住む世界を「彼岸」といいます。極楽浄土は西の彼方にあると昔から言われていたため太陽が真西に沈む、春分や秋分の時期にはお墓参りや先祖供養がおこなわれるようになったと言います。これは日本独自の風習だそうです。そして「暑さ、寒さも、彼岸まで」と言われるようにお彼岸が終わると、桜の季節がはじまります。
■江戸の花の名所とは?
上野公園は花見の名所ですが、江戸初期から上野寛永寺は桜の名所でした。天和2(1682)年、12月に江戸を襲った大火。翌3年の春に幕府は江戸市民の様子を知るために上野へ向かいます。上野で賑やかに花見をする多くの江戸市民に胸をなでおろしたという説話があるとか。火事で焼け出され、家族を失うような辛い思いをしても、市民は復興の気をあげて大いに春気分を愉しんでいたそうです。
奈良の吉野山を模して、数種類の桜をうえ花見期間を長くするなど工夫したものの上野寛永寺は宮家が門主であることで夜桜見物はもちろん、お酒を飲んで騒ぐことなども禁じられるようになります。そこで飲まぬ奴、一日拝む、花の山などの句が詠まれています。また江戸城の鬼門を守るとされた寛永寺ゆえに花の山、鬼の門とは、思われずとの句も。しかし飲めないし騒げないのでは江戸っ子もおもしろくありません。そこで、八代将軍の吉宗は、飛鳥山、隅田川の堤防、品川の御殿山などに桜をうえて人々が花見を思う存分楽しめる行楽地としました。
飛鳥山では、遠くに筑波山を御殿山では、彼方に船が行き交う景色を愛でながら、お酒を飲み、大いに騒いでお花見をしたようです。また「長堤十里花の雲」と詠われた向島隅田堤の桜は、吉宗の植樹以降も、枯れるたびに植樹をおこない、「枝を折ることを禁じる」などのお触れをだして江戸中期から明治初期まで江戸、花の名所として愛された場所でした。
『東都歳事記』にも隅田川の桜のもとには日々、江戸市民がつめかけて桜の下で宴会をひらき、酒を飲んで大いにはしゃぎ帰るのを忘れるぐらい、などと記されています。また男性たちはお酒を飲んで賑わう花見であり女性たちは着飾って出掛ける絶好の機会。
錦絵所蔵で有名な太田記念美術館で現在開催中の「江戸ッ娘 kawaiiの系譜」にて花見姿の女性たちをモデルにした作品が多く展示されていますがどの女性たちもとってもおしゃれです。大名の子女は豪華に武家の娘や町娘は愛らしく、着飾って出掛ける、江戸の花見でした。今でも上野や飛鳥山は、花の名所として有名ですね。隅田川沿いに植えられた桜を浅草から竹芝桟橋へと向かう船で鑑賞するのもいいですね。
「さまざまなこと思い出す桜かな」
これは松尾芭蕉が、奥の細道に旅立つ前に詠んだ句です。
この季節に迎えた別れや出会いは美しい桜景があるからこそ強い印象を残すんじゃないかなと思います。
■江戸っ子も大好き“桜もち”
さて花より団子といいますが、お花見においしいお酒やお弁当はつきものですよね。東京でお花見をされるのであれば文化7(1810)年、日本橋の魚河岸でひらいた店からはじまった「日本橋弁松総本店」の折詰弁当なんていいかもしれません。4月8日まで限定販売のお花見弁当「春景(しゅんけい)」も用意しているそうです。11月の歌舞伎顔見世でもお話ししたように江戸の濃ゆい味が詰まったお弁当でさらに江戸ッ子気分を味わいたいですね。
そして桃の節句の白酒で有名な老舗酒蔵、豊島屋本店。慶長元(1596)年に神田鎌倉河岸で創業した店は今では千代田区猿楽町で商いを続けています。爽やかな味と香りが特徴の純米吟醸酒「金婚 純米吟醸 すみだ美人」や芳醇な香りと味わいの「金婚 大吟醸 江戸の華」といった江戸なお酒があるので花を愛でながら一献いかがでしょう。そして忘れてはならない花見スイーツですがこれは隅田堤のそばで店を開いた「長命寺の桜もち」の桜餅を。享保2(1717)年の創業以来花見に訪れる江戸っ子に大いに喜ばれ文政7(1824)年の資料には販売個数が38万7千7百個!と記されているとか。籠詰めの長命寺桜もちを持ち帰る女性の姿を描いた錦絵が残っています。桜の葉を三枚で包みもっちりした白い皮につつまれたなめらかな餡は、昔と変わらないおいしさ。江戸の花見に想いを馳せながら味わいたいお菓子です。桜の時期は、予約をしたほうが確実だそうです。
江戸の花の名所で江戸の味に酔うそんなお花見もいいかもしれませんね。
さて今年の桜は、どんな思い出を運んできてくれるのでしょうか。
なんだか楽しみです。
いつもの街で江戸への旅を!
取材協力/
長命寺桜もち
日本橋弁松総本店
豊島屋本店
森さんの著書「江戸な日用品」もチェックしてくださいね。
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『ちょっと、そこまで。』毎週水曜日 14:00~16:00 On Air
ご試聴はこちらから⇒http://www.soraxniwa.com/radio/player/ginza
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