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20158/30

【ブログ-銀座】9月5日から「TOKYO CITY GIRL」始まります!監督陣、再集合~!!

8月30日の「BABEL RADIO」。9月5日から角川シネマ新宿でロードショーとなるオムニバスムービー『TOKYO CITY GIRL』直前という事で、監督陣が再集合!!自らの作品だけではなく、他の監督陣の作品をベタ褒めし合う!?

8月30 日の「BABEL RADIO」。今回は、藤井道人&岩原正典の2人でお送りしました!1か月半に渡って特集しきた「TOKYO CITY GIRL」の公開が間近ということで、監督陣が再集結!!お互いの作品の感想などを話し合いました。

 

TOKYO CITY GIRLとは……

9月5日から角川シネマ新宿ほかで公開になる、新進気鋭監督6人が注目の若手女優たちとタッグを組み生み出したオムニバスムービー。それぞれが体当たりで描くのは東京の街の雑踏で懸命に生きるごくふつうの女の子。家族の悩みを抱えた少女、ニートを飼う殺し屋、恋人との初体験をついに迎える少女など…少しビターでシニカルなストーリーを瑞々しい映像で紡ぐ。

 

EPISODE1:「なんの意味もない」(女優:青山美郷×監督:原廣利)

結婚記念日の最中に事故で母親を亡くし、塞ぎ込んでしまった父・橘伸三。 父を励ますべく、娘の橘奈々は何故か小島よしおのギャグ「なんの意味もない!」に感化され、父の前で全力でそのギャグをする奈々。当然のごとく、父には響かない。しかし、そんなある日、奈々の前に本物の小島よしおが現れ、一つの奇跡が起る。

 

勢いが凄い!本当に映画って監督の性格が出ますよね。(志真健太郎)

ギャグで泣かせるというか、ギャグが家族のバージョンアップを助けるという斬新な作品。インフォメーションを鵜呑みにしない非凡な視点。(山田能龍)

 

EPISODE2:「キッスで殺して」(女優:遠谷比芽子×監督:山口健人)

女殺し屋の芽衣子は、男を誘惑しては殺すプロ。何人もの男を手玉に取ってきた彼女にとって愛や恋は幻想。しかし、彼女はニートのヒモ男と出会い、同棲している。天真爛漫な彼と目が合い、手が触れただけで体を強張らせてしまう。芽衣子はまだこれが恋だなんて知らない。彼以外の男に触れられるのがこんなにも嫌だなんて予想だにしていない。今夜も芽衣子は彼に見送られ仕事に向かう。一方、彼は芽衣子を見送るとなにやら準備を始めた。ある夜の、モノクロームの恋物語。

 

主人公がナレーションだけで物語を組むのはなかなか出来ないと思います。山口監督の演出力を証明していると思います。(原廣利)

監督のフェチズムが爆発した映画。凄くオシャレで好きです。(志真健太郎)

 

 

EPISODE3:「HOPE」(女優:比嘉梨乃×監督:山田智和)

大学生のゆりは、連絡が一切取れない親友まいを心配していた。ようやくまいと会うことができたゆりは、まいがHIVになったことを聞く。自分もHIVになっていないか心配になり、保健所へと向かうゆり。採血の結果は6時間後。検査結果を待たずに自分もHIVであると思い込んでは、親友の事を思い出して心身状態は悪化していく。最後に検査の結果を開いた主人公は...。検査を受けて、結果が出るまでの1日を追った1人の少女の物語。

 

話の重さとカメラワークの軽やかさのバランスが良かった。胃もたれしそうな内容でもスッっと入ってきて、心地いい作品だった。(山口健人)

6作品中もっとも重い作品と言って良いと思う。とても印象的なシーンがあり、その後の感情の描き方が良い。(山田能龍)

 

 

EPISODE4:「17歳、夏」(女優:田中美晴×監督:藤井道人)

17歳になった一組のカップル。付き合って半年だが、まだキスまでしかしていない。少年は焦っていた…。そして少女も焦っていた。周りはどんどんと「初体験」を済ませ大人の世界へ巣立っていく…。ある昼下がり、男は少女を家に呼び「一世一代の大勝負」に出る…。

 

キスがとにかくキレイ。(志真健太郎)

笑った。馬鹿馬鹿しいものを美しくという心意気が大好き。作品を褒める時の本気ワード“悪ふざけが上手い”を捧げたい。(山田能龍)

 

 

EPISODE5:「EAST END」(女優:三浦萌×監督:志真健太郎)

隅田川を隔て、若いカップルのミワとユタカは逢い引きを繰り返す。ユタカが帰るのは温かな家庭。ミワは自分の家庭環境やアルバイトのことなど、ひた隠す。Skypeが二人の「家庭」を繋いだとき、彼らは互いの間に流れる「暗い川」の存在に気が付いてしまう。初めて感じる「家庭環境の違い」を前に彼らは何を見て、何を感じるのか。ヒリヒリと痛む青春の一篇。

 

6本の中で一番、真面目で真摯だと思う。そして、東京という土地性をうまく捉えている作品。(山口健人)

しっかりと物語りが積みあがっていく印象の作品でした。子供とヒロインのシーンがとてもよかった。(山田能龍)

 

 

EPISODE6:「KOENJI夢の寿命」(女優:武田梨奈×監督:山田能龍)

沢山の若者が夢を持ち寄る街-東京-高円寺。 咲が東京にやってきたのは七年前。現在は高円寺でピンサロ嬢をやりながら彼氏と同棲している。彼氏の佑太は自称パチプロだが、正味はパチンコ狂いの無職。佑太と出会ったのは、オーディション会場。二人とも「俳優になる」という夢を東京に持ち込んだが、現在の夢は「まともな生活」である。半径300mで完結する毎日。ある日、特にきっかけもなく咲は爆発してしまう。二人が出した答え、二人の未来とは?夢の死亡率を描いた、痛切な物語。

 

人間の滑稽な姿は、やっぱり笑えますね。最高でした。(原廣利)

リアルな高円寺でありつつ、キャラクターとして映画作品を活かしていく登場人物の魅力が強烈。(山口健人)

一番、刺さりました。“夢・幻の街”東京というテーマが好きです。(志真健太郎)

 

 

藤井さんが21歳の時から持っていたという企画が遂に実現!少女の視点を通して多角的に東京を映したら、どんなケミストリーが生まれるのか?ということやってみたかったという「TOKYO CITY GIRL」。6人と監督と6人の女優によって、どんなケミストリーが生まれたのか??ぜひ劇場でチェックしてください。

 

 

TOKYO CITY GIRL HP:http://tokyo-city-girl.com/

 

 

BABEL RADIO」  毎週日曜日 12:00~13:30 On Air

http://www.soraxniwa.com/radio/player/ginza

 

ソラトニワステーション情報

  • 番組名:『BABEL RADIO』
  • 放送時間:毎週日曜日
  • パーソナリティ:アベラヒデノブ + BABEL LABELから週替わりで1名登場
  • 番組紹介文:映像制作のディレクターズ・カンパニー、BABEL LABEL(バベルレーベル)の作家や役者が映画監督や俳優、女優などのゲストを招いてお送りする映画ネットラジオ番組。アベラヒデノブに注目。
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キムラマサヒロ

WRITER

キムラマサヒロ

ソラトニワ銀座

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