8月2 日の「BABEL RADIO」。アベラヒデノブが舞台の稽古でお休みということで、岩原正典と志真健太郎の2人でお送りしました。

 

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ゲストは山口健人さんと主演の遠谷比芽子さん

TOKYO CITY GIRL特集第4弾は、EPISODE2:「キッスで殺して」から監督の山口健人さんと主演の遠谷比芽子さんにお越しいただきました。

 

TOKYO CITY GIRLとは……

9月5日から角川シネマ新宿ほかで公開になる、新進気鋭監督6人が注目の若手女優たちとタッグを組み生み出したオムニバスムービー。それぞれが体当たりで描くのは東京の街の雑踏で懸命に生きるごくふつうの女の子。家族の悩みを抱えた少女、ニートを飼う殺し屋、恋人との初体験をついに迎える少女など…少しビターでシニカルなストーリーを瑞々しい映像で紡ぐ。

 

 

【ストーリー】

 

EPISODE2:「キッスで殺して」(女優:遠谷比芽子×監督:山口健人)

 

女殺し屋の芽衣子は、男を誘惑しては殺すプロ。

何人もの男を手玉に取ってきた彼女にとって愛や恋は幻想。

しかし、彼女はニートのヒモ男と出会い、同棲している。

天真爛漫な彼と目が合い、手が触れただけで体を強張らせてしまう。

芽衣子はまだこれが恋だなんて知らない。

彼以外の男に触れられるのがこんなにも嫌だなんて予想だにしていない。

今夜も芽衣子は彼に見送られ仕事に向かう。

一方、彼は芽衣子を見送るとなにやら準備を始めた。

ある夜の、モノクロームの恋物語。

 

 

6作品のうち唯一モノクロの映画という『キッスで殺して』。監督の趣味やセンスが出ていて面白い！と志真さんは言います。

 

セリフがない役なのでオーディションも“動きだけ”を求めたと山口監督。その中で一番カワイイ動きをしたのが遠谷さん！？山口監督から「カワイイ」なんてことは初めて言われたということですが、主演の芽衣子は“殺し屋”の雰囲気と“女性らしい”部分を動きだけで表現する必要があったので、遠谷さんから出てくる可愛さがポイントになっているようです。

 

とは言え、普段は喋りも含めて演技をしているので「芽衣子だったら、こう話しそう……」という事が先にでて、言葉が出そうになることもあったという遠谷さん。先に動きで表現するという所に行くまでが大変だったようでした。一方で、山口監督が劇中に話をしないで、動きや心の声で主人公が語るというストーリーの参考にしたというのが少女漫画！！女性がドキっとした時のリアクションなんかは、かなり勉強になったのだとか。

 

 

今回は、山口監督のフェチズムを詰め込んだと自他ともに認める作品だという『キッスで殺して』。フィルム・ノワールに影響を受けたということで、タイトルのインスパイアは1955年のアメリカ映画『キッスで殺せ』。他にも、自分の好きな映画へのオマージュシーンが満載ということで、

 

「6本ある中でも、かなり変な映画。でも映画好きには一番くると思う」と監督が語ってくれました。

 

遠谷さんは、「殺し屋の部分と初恋の部分のギャップがロマンチックだと思うので、そこを観てください」とコメント。ぜひ劇場で、遠谷さん演じる“初恋に出会った殺し屋”の姿ににキュンとしちゃってください。

 

 

 

TOKYO CITY GIRL HP：http://tokyo-city-girl.com/

 

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