【ブログ-銀座】ブラックタイドの仔が良いんです

10月28日の「銀座競馬倶楽部　村上卓史の馬イイ話」。今回は公私ともに村上さんの大先輩！？放送作家で馬主の高瀬真尚さんをお迎えしました。充実した馬主ライフを送る大先輩の誘いに乗ってみる？？

北島三郎さんの愛馬・キタサンブラックが菊花賞を勝利して大盛り上がりの週末を経てお届けしました10月28日の『銀座競馬倶楽部　村上卓史の馬イイ話』。TV中継的にも良い週末になったと村上さん。有馬記念で、また「まつり」が聞けるのでしょうか？？

ゲスト：高瀬真尚さん

今回は、そんな村上さんの放送作家としても馬主としても先輩の高瀬真尚さんをお迎えしました。大学時代の後輩が勝手に応募した事から放送作家になったという高瀬さん。大橋巨泉さんに鍛えられて『世界まるごとHOWマッチ』のオープニングジョークを書いたりしていたそうです。そこから3年でフリーとして独立。色んな先輩のおかげで仕事も急に増え、その頃に馬主になろうと決意をして1997年頃に南関東で馬主資格を取得されました。

2000年頃に中央の馬主資格を通過して、2002年に中央用にセレクトセールで馬を購入。この年は、ディープインパクト、カネヒキリがセールに出ていた年。“牝馬で気が強そうな馬”を探して、後にサララと名付けるアドマイヤベガ産駒を購入。これが準オープンまで出世してくれたお陰で、馬主の醍醐味を知って続けられたのだそう。

繁殖牝馬を持つ

サララの前に地方で走らせていたのがリアルシャダイの肌にジェイドロバリーの仔のエレンディラという馬。川崎で5勝を挙げ血統が良いから繁殖牝馬にしたそうですが、その初仔でグラスワンダーの産駒の牝馬ウィッチを相沢郁調教師が牧場で見て「やりたい！」と言ってくれたのでお任せした所、3戦目で未勝利勝ち！今は、このウィッチもお母さんとして牧場に帰って子どもが今年、未勝利戦に勝利。高瀬さんに3世代連続の勝利を運んでくれました。さらに今年ブレイク気配のキンシャサノキセキの仔ショコラーチが11月7日の牝馬限定戦でデビュー予定。ウッドで66秒台のタイムを記録。これは1000万クラスの馬と同等レベルということで、「（相沢）先生が初戦から勝ち負け」と期待も膨らみます。

血を繋ぐという所でも競馬を堪能している高瀬さん。自分で繁殖牝馬を持って仔分けすると、意外と安く収まるのだとか。ちなみに、ショコラーチの下はキタサンブラックの菊花賞制覇で注目を集める父ブラックタイド。「村上さん良かったら乗りますか？？」なんて言葉も飛び出しました。村上さんはどうするんでしょうか？？

愛馬選びのポイント

・セリではおばあちゃんが名牝で兄姉が走っていない馬を狙う。→今までの経験から、お母さんが地味だけど、おばあちゃんが名牝という馬が結構走っている。ディープインパクトやキングカメハメハの仔でなければ意外と狙えるのだとか。

・2000万円を超えるとJRAでリクープするのは大変なので、1000万円台までで。

・種牡馬は先物。→セリでも自分で付ける時も新種牡馬を狙う。活躍してからでは価格が上がるので……

ということです。さらに空港から近い牧場ほど価格が高いので、日高に行って掘り出し物を探すのも大事なのだそうです。場合によっては半値ぐらいの場合もあるのだとか。ちなみに馬の価格は株と連動している部分があるようで、ITブームの時と同じく今も高めで推移しているということ。これから馬主になろうという方には、ためになるアドバイスを頂きました！

その分、ユニクロでシャツを買って、吉野家で牛丼を食べていますよ。

と高瀬さんと村上さん。馬主さんと言っても、何でもかんでも贅沢をしているという様子ではない2人のトークでした。