- WRITER /
- きくりん(菊永 喬)
- CATEGORY /
- アニメ・ゲーム
201510/18
未来をつくる!アンリアルフェス2015横浜とUE4ぷちコンのゲームが未来すぎる。
UnrealEngine4とは誰でもゲーム開発での使用、バーチャルリアリティVRや教育、建築、映像などにすべて無料で使えるゲームエンジン。その大型勉強会であるアンリアルフェス2015が10月18日に神奈川県のパシフィコ横浜で開催され、ソラトニワ編集長のきくりんが取材してきた模様をお届けする。
Unreal Engine 4(通称:UE4)のオフィシャル大型勉強会、アンリアルフェス2015横浜が2015年10月18日(日)にパシフィコ横浜で開催され、ファミコン世代のきくりんが取材に行かせていただきました。
「Unreal Engine 4」とは、ゲームを効率よく開発するためのゲームエンジンで、1998年にver.1が発表され現在4作目と歴史あるゲームエンジンです。
誰でもプロレベルのゲーム作品が作れる環境が手に入る!
発表当時から有料だったUE4ですが2015年3月に無償化、一般ユーザーでも誰でもが使えるように。さらに、ゲームエンジンから自作していた大手ゲーム企業の『ストリートファイターV』や『鉄拳7』などの作品でも採用されるほどに進化を遂げています。
今回のアンリアルフェス2015横浜では、その「UE4」の習得を目的としたコンテスト『第4回UE4ぷちコン』が2、3日でサクッと作ってサクッと応募をコンセプトに開催されました。
自作ゲームを競う!第4回UE4ぷちコン
予選は2~5分程度の自作ゲームのプレイ動画を「YouTube」や「ニコニコ動画」へアップロード、そして名前やメールアドレスなど指定の情報をメールで送ることで完了し、そこから選ばれた8作品がアンリアルフェスの会場に集結。
セミナー会場外のロビーに企業ブースとともにぷちコン応募作品をプレイアブルで展示、実際にプレイしてコインで投票するというシステムです。アイデアもデザインもストーリーもよく出来ていて、このゲームを個人で2~3日で作られたとは思えないレベル。
一部では「ぷちコン」ならぬ「ガチコン」と呼ばれていると聞いて納得。
プレイする人もゲームプレーヤーと言うよりも審査員のように真剣そのものです。
アンリアルフェスの最後には各賞を発表。
3位:ロールシャッハ
2位:ソルベークの歌
1位:跳霊の剣(上プレイ画像の作品)
となりました。
なんて言うか、どれもすごいです。
これ本当に自分にも作れるかも…?
UE4はVRにも使われてるぞ!
Oculus Rift(オキュラスリフト)って聞いたことありますか?
VR(バーチャルリアリティ)という立体的に見えるもので、色んなプロモーションで使われたりゲームでも注目されている技術です。
言葉では伝わらない人へ、こちらの写真をご覧ください。
ね、見たことあるでしょ?
ここにもUE4の力が発揮されていて、リアル極まりないこんなゲームも作れちゃうんです。
(オフィシャル作品)
これが完成して動画になるとこんなにリアルにスムーズに…
ゲームはどこまでリアルになるんでしょうか…
ゲーム業界の有名人も語るUE4を導入した理由
アンリアルフェス2015はUE4のオフィシャル大勉強会なので、主催のEPIC GAMES JAPANだけでなくバンダイナムコエンターテインメントからは鉄拳チーム、サマーレッスンチームなどが登壇。
さらに上記のOculus パートナーエンジニアリングスペシャリスト 近藤 "GOROman" 義仁氏、その他各社のリードエンジニア、プログラマの方やゲーム制作チーム、フリーランスの方が登壇して実際に使えるゲーム制作のテクニックやUE4のすごいところを解説。参加した方はみんな熱心にメモを取ったり頷いたりしていました。
編集長きくりんは進化の速さにただただ圧倒されるばかり。
ちなみに、鉄拳チームの方を含めて複数の方が上げていた「UE4」を導入したきっかけになったデモ動画がこちら。このデモ動画を見て、こんな素晴らしい映像が作れるならと、具体的に社内エンジンと比較、検討項目としていったそうです。
僕にはもはや映画のようにしか見えませぬ。。。
イベントのまとめ
ソラトニワでは拡張現実(AR)を使ったアプリゲーム『ingress』のラジオ番組も放送中、最近デビューするアーティストには「2.5次元」という概念も増えてきて、デジタルネイティブ世代など意識の部分からリアルと現実の境界線が曖昧になってきていると感じます。
Unreal Engine 4で、誰でもリアルなゲームやVRを使った没入感のあるゲームを作れる環境がある今。新しい世代のアイデアから視覚・聴覚など感覚的にリアルと融合したゲームが登場するんじゃないでしょうか。
アンリアルフェス2015横浜。
これからのUnreal Enginの進化と未来のゲームの可能性が楽しみになったステキなイベントでした。
開催概要
【開催日時】 2015年10月18日(日) 9:30~19:00
【来場者数】 約1,000名
【会場】 パシフィコ横浜 会議センター3F
【参加費】 無料
【主催】 Epic Games Japan
【共催】 株式会社ヒストリア
見てわかるUnreal Engine4
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